AnyTech Engineer Blog

AnyTech Engineer Blogは、AnyTechのエンジニアたちによる調査や成果、Tipsなどを公開するブログです。

技術共有

DeepLiquid Lite開発について ~カメラサーバ実装編~

関連する過去の記事 tech.anytech.co.jp AnyTechの赤川です。 AnyTechでは、「手軽に試せる流体解析AIパッケージ」としてDeepLiquid Lite(以下、Liteと記載)というものを提供しております。DeepLiquid Liteはブラウザベースで稼働するソフトウェアとなって…

簡単なデバイスドライバを作ってC++で呼び出す(1)

こんにちはAnyTechの岩井です。今回は簡単なデバイスドライバをC言語で作成し、それをC++で呼び出してみるところまでやってみようと思います。 背景 AIが製造現場で普及していく中で、AIを動かすオンプレサーバからアナログ/デジタル入出力を行って外部機器…

DeepLiquid Lite開発について ~CI/CD編~

AnyTechの赤川です。 AnyTechでは、「手軽に試せる流体解析AIパッケージ」としてDeepLiquid Lite(以下、Liteと記載)というものを提供しております。DeepLiquid Liteはブラウザベースで稼働するソフトウェアとなっており、その開発メンバーとして参画してい…

PatchCoreのバックボーンについて

こんにちは、AnyTechの嶋田と申します。 画像系の異常検知にはPatchCoreを使う機会が多いかと思いますが、PatchCoreのバックボーンは色々なモデルを使用することが可能です。 defaultではWideResNet50が使われていますが、他のバックボーンに変更した際の精…

Blenderでセマセグ用の教師データを作成

こんにちは、AnyTechの岩井です。 最近はBlender等の3DCGソフトや各社GPUの進歩により個人でも手軽に非常にリアルなCG画像を作れるようになりました。リアルなCGは映画やアニメなどの映像作品だけでなく、AIの教師データ作成にも使用されてきています。確か…

【Python高速化シリーズ】PyTorchとLibTorchを比較してみた②

こんにちは、AnyTechの赤川です。 前回の記事 tech.anytech.co.jp この記事では前回に引き続き、PyTorchとPyTorchのC/C++版であるLibTorchとの間で比較検証を行い、LibTorchの採用がもたらすモデルの推論速度の改善度合いについて、考察しました。前回は一か…

matplotlibの高速化手法

こんにちは、AnyTechの岩井です。 今回は推論結果の可視化などで使うことが多いにも関わらず推論より遅いじゃないか!となることがあるmatplotlibでのplotを高速化する手法を備忘録もかねてここに紹介したいと思います。 実行環境 OS : Ubuntu20.04 CPU: Int…

【Python高速化シリーズ】PyTorchとLibTorchを比較してみた①

こんにちは、AnyTechの赤川です。 この記事では、PyTorchとPyTorchのC/C++版であるLibTorchとの間で比較検証を行い、LibTorchの採用がもたらすモデルの推論速度の改善度合いについて、考察しました。 背景 PyTorchはPythonicな記述でモデル開発ができ、エコ…